前回牛肉の11部位をイラストと共にご紹介しましたが、今回は豚肉の8部位をご紹介します。
牛肉は11の部位に分かれているのですが、豚肉は8つの部位に分かれています。
また牛肉と同じように、8つの部位がスーパーや焼肉店ではさらに細かく分類されているのです。
スーパーで並べられた豚肉の商品名を見てどこの部位でどんな特徴なのかがわかれば、選ぶ時に迷わないだけでなく、選ぶことがすっごく楽しくなりますよ!
でも全部を覚える必要なんてありません!
「あれ?この商品名はどこの部位だっけ?」となったら、またこの記事を読みに来てくれれば大丈夫ですよ。
是非ブックマークか、スマホでしたらホーム画面に追加をしておいて下さい。
豚肉8部位の名称
① ネック
赤身が少なく脂肪分が多い部位で、肉質はややかためです。
「トントロ」と呼ばれているのはこの部位です。
② かたロース
ロース部位の「かた」に当たる部位で、ロース特有のきめの細かさを持っています。
また、若干の脂肪が網目のように交雑しているので、特有のコクがあります。
ただし、ネックに近い部分は、ややきめがあらく、肉質もかためです。
③ かた(うで)
肉厚で赤身が多い部位です。
運動腸の多い筋肉が集まっているため、きめがやや粗く、肉質はかためです。
④ ロース
肉質などからリブロース、サーロインと分かれていた牛ロースとは違い、豚肉では特質差が見られないので長い一本のままロースと呼ばれます。
肉のきめは細かく肉質もやわらかく、とんかつの代表的な部位となります。
ぼくはここの部位を使って、「ジンジャーポークステーキ」を作ることが多いです。
⑤ ヒレ
脂肪分が少なく、ほとんどが赤身ですが、きめが細かく、肉質が最もやわらかい部位で、ビタミンB1が豊富です。
豚1頭から得られる肉量に対して、「ヒレ」の占める割合は2%ほどしかありませんので、豚肉の中では最も高価な部位となっています。
⑥ ばら
脂肪と筋肉が層をなしているので、別名「三枚肉」とも呼ばれています。
肉質はやわらかく、コクと風味に富んでいます。
骨付きのばら肉は、「スペアリブ」と呼ばれ普及しつつあります。
細かく分類すると、あばら骨の内側のお肉を「スペアリブ」と呼び、外側のロースに近いお肉を「ベイビーバックリブ」と呼びます。
ちなみに「ベイビーバックリブ」の「ベイビー」は、赤ちゃんという意味ではなく、小さな部位という意味で「ベイビー」と呼ばれているそうです。
⑦ もも
脂肪が少なく、きめが細かい部位で、ヒレに次いでビタミンB1が豊富な部位です。
この部位を使って作られるのが「ボンレスハム」です。
塊肉のままローストポークにしたり、焼豚にもオススメです。
⑧ そともも
牛肉で言うところの「らんぷ」と「そともも」の部位に当たります。
「らんぷ」の部分はきめが細かくやわらかい赤身で、「そともも」の部分は運動量が多いので、きめは粗くなっています。
まとめ
牛肉でも豚肉でも、スーパーなどお肉屋では「こま切れ肉」と「切り落とし肉」って売ってますよね。
この2つはどこの部位なんだ?って思っていたら、下記サイトにわかりやすい答えが書いてありました。
こま切れ肉=どの部位にも属さない肉を細かく切ったもの。いろんな部位が混ざる。
切り落とし肉 =1つの部位から出た肉の切れ端。同じ部位で揃っている。
これでもうスーパーでの買い物には困らないはず。
BBQでのお肉選びでも、迷った時にはいつでもこのページを見に来て下さいね!
BBQのマッキー