以前にぼくが理想とするバーベキュー場が、どんな内容なのかをお伝えしました。
この記事では、下記のような内容を書いています。
- 道具・炭が使い放題
- 食材だけでなく1品料理も用意
- 道具のお預かりサービス
- 毎月ワークショップ開催
今回はその中でも【食材の部分】について、詳しく説明したいと思います。
なぜわざわざ【食材の部分】だけを説明するのか?
それは日本によくある『手ぶらBBQ』で『焼肉スタイル』が定番となっており、そのことに対して憤りを感じているからなんです。
日本によくある手ぶらBBQに物申したい!!
ほとんどの場所で食材はセットでしか注文できない
最近では道具だけでなく、食材までもバーベキュー場で用意してくれる『手ぶらBBQ』をやれる場所がとても増えました。
そのこと自体は悪いことではないのですが、『手ぶらBBQ』がやれる多くの場所で、とても残念な食材しか用意されていないのが現状です。
△こちらは都内のあるデパートの屋上で営業していたお店の『手ぶらBBQ』。
飲み放題とセットで4,500円ほどでした。
「コロナビールが飲み放題なら嬉しいね!」と喜び勇んで行ったのですが、
△出された食材がこちら。これで3人分です。
濃い味付けがされたペラッペラの薄いお肉。そしてカットしただけの野菜。
この他にフライドポテトが食べ放題となっていたのですが、これを『手ぶらBBQ』と言ってしまうのはどうだろうか?
ビルの屋上でコロナビールを楽しめるということを考えると、それなりに魅力はあると思います。
しかしこれをバーベキューと言ってしまうのには、どうしても抵抗があります。
そこでぼくがやろうとしているバーベキュー場では、楽しめる食材を用意したいと考えています。
バーベキューを楽しめる理想のバーベキュー場とは?
楽しめる食材とは?
ぼくの考えでは、バーベキューとはただアウトドアで食事することではありません。
参加者みんなで、準備から調理、そして食事を楽しむまでがバーベキューだと考えています。
ただお肉を焼いて食べるだけの『焼肉スタイル』が悪いわけではないのですが、それではバーベキューの楽しみが半減してしまうので、100%楽しめる食材を用意します。
例えば『ダッチオーブンでローストチキン』
普段なかなか目にすることのない丸鶏に、塩コショウで下味を付け、オリーブオイルを塗り、スパイスやハーブで味付けをして、最後に野菜と一緒にダッチオーブンでじっくりと焼く。
丸鶏に下味を付けるところから、参加者みんなでやってもらいます。
ゴム手袋をしても丸鶏を触った感触というのはとてもリアルなので、尊い命をいただくということを実感できる点もオススメの理由です。
他には『豚バラ肉巻き』なんかも、みんなで楽しめる料理です。
豚バラ肉を用意し、アスパラガス、ナス、谷中生姜など、自分が好きな食材を巻いて食べるところに面白みがあります。
ちょっと変わったネタで、バームクーヘンなんかを巻いても美味しいです。
鉄串を使って、『焼き魚』をやるのも良いですね。
自分で食べる魚は自分で焼く。
塩も自分で振ることで、自分の好みがわかるようになりますし、炭からどのくらい離して焼くのか、焦がさずに中までしっかり焼くにはどうしたら良いのか?
みんなで相談しながら調理することにも、バーベキューの面白みが一つあると思います。
ただぼくのバーベキュー場では、バーベキューを楽しめる食材を用意して終わりではありません。
バーベキューが初めての人でも楽しめるように、スタッフがしっかりとサポートさせていただきます。
食材を美味しく食べるまでをサポート
普段から料理をしていたり、バーベキューにも慣れている人は、食材を自由に調理していただいて問題ありません。
しかしみんながみんなそうではありませんよね。
ダッチオーブンを使ったことがない人だっているし、お肉を焼いたことがない人だっているはずです。
そんな人でも、『ダッチオーブンでローストチキン』『豚バラ肉巻き』『焼き魚』などをしっかり調理できるように、スタッフが一緒になってサポートさせていただきます。
「この順番でやると良いですよ」「こうやって串を刺すと楽ですよ」などといった感じで、スタッフもお客様と一緒にバーベキューを楽しむようなイメージです。
『手ぶらBBQ』では、道具を用意し、食材を用意するだけではダメなのです。
しっかりとお客様がその食材を美味しく食べるところまでを、スタッフが親切丁寧にサポートする必要があるのです。
まとめ
以前に某有名バーベキューグリルを使った、『手ぶらBBQ』のお店を見学に行ったことがあります。
その時のことですが、そこでは『焼肉スタイル』ではなく、食材もバーベキューらしい分厚いお肉や海鮮などが用意されていました。
なかなか素敵なバーベキュー場だなと思っていたのですが、そこに来ているお客様を見て、これではダメだなと思った点がありました。
それは《お客様が食材を、どうやって焼いたらいいのか迷っていた》からです。
せっかくの美味しそうな食材も、上手に焼けなければ美味しく食べられません。
お客様はスタッフの方に「これはどうやるの?」と聞いていましたが、スタッフの方もあまりわかっていないようで、的確なアドバイスをされていませんでした。
やり方がわからなくとも、みんなでワイワイやりながら試してみるというのも楽しみの一つだとは思っています。
しかし近くに料理をサポートしてくれるスタッフがいるに越したことはありません。
ぼくはただ食材を用意するだけで終わることなく、楽しく食事してもらうところまでをサポートするバーベキュー場を、理想のバーベキュー場と考えています。
BBQのマッキー