バーベキューではなかなか使う機会の少ない『ソース』ですが、最近は色んな種類のソースが販売されていますよね。
『ウスターソース』、『中濃ソース』、『とんかつソース』と定番の3種類だけでなく、『お好みソース』、『たこ焼きソース』なんかも販売されています。
でもそれぞれの違いってご存知ですか?
『ウスターソース』と『中濃ソース』の違いは《煮干しエキス》?
『ソース』の違い
ぼくは「ソースって、使っている材料で呼び名が違うのかな?」と疑問に思ったので、パッケージの裏側に書いてある、原材料名を確認したんですよ。
その結果!
『ウスターソース』と『中濃ソース』の違いは、な、な、なんと!《煮干しエキス》だけだったのです。
△『ウスターソース』の裏側に書かれてある原材料名を確認すると、《煮干しエキス》と書かれています。
△『中濃ソース』の裏側にある原材料名には書かれていないのです。
正直驚きました。
原材料名の違いは、《煮干しエキス》だけだったのです。
使われている『野菜・果実』は同じ6種類なのに
さらに細かく原材料名を見てみると、すっごく細かいことなんですが、『野菜・果実』の後に()でその中身の名称が書かれているんですが、その書き方が気になっちゃったんですよね。
- 『ウスターソース』 → りんご、トマト、たまねぎ、レモン、プルーン、にんじん
- 『中濃ソース』 → トマト、プルーン、りんご、レモン、にんじん、たまねぎ
同じ6種類なのに、表示の順番が違いますよね?
同じ『ブルドッグソース』さんの商品なのに。
だから電話で聞いてみました!
『ブルドッグソース』さんに聞いてみた!
原材料名の《煮干しエキス》と、表示の順番に疑問を持ってしまったので、直接『ブルドッグソース』さんの【お客様相談係】の人に電話をして聞いてみました。
BBQのマッキー
つまり『ウスターソース』では、りんご→トマト→たまねぎの順で多く使われているのに対して、『中濃ソース』はトマト→プルーン→りんごの順で多く使われていたのです。
こんな細かいところにまで気を配って表示されているなんて、素晴らしいですよね!
そしてもう一つ、最初に疑問となった《煮干しエキス》についても聞いてみました。
「おぉ、やはり違いは《煮干しエキス》だけだったのだ!」と思ったところ、お姉様が説明を続けてくれました。
なるほど。
『砂糖』と『砂糖類』は表示が違うとわかっていましたが、大した違いではないと思ってスルーしちゃってました。
大きく表示された違いとしては《煮干しエキス》だけだったのですが、細かく違いはやはりあったのです。
さらに『ソース』の違いをインターネットで調べてみると、農林水産省のサイトに『ソース』の違いがしっかりと記載されていました。
農林水産省【ウスターソース類の日本農林規格】
農林水産省のサイトを確認してみると、次にように書かれていました。
- ウスターソース → 粘度が0.2Pa・s未満のものをいう。
- 中濃ソース → 粘度が0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満のものをいう。
- 濃厚ソース → 粘度が2.0Pa・s以上のものをいう。
これを読む限りでは、各ソースの違いは«とろみ»の違いだけのようです。
販売されている『ウスターソース』はどちらかと言うとスパイシーな味ですが、甘く作っても«とろみ»が少なかったら良いわけです。
しかし甘みを増やすことで«とろみ»は多くなってしまうのでしょうから、やはり『ウスターソース』のままではいられないのでしょうね。
まとめ
『ソース』の違いをまとめてみると
- 『ソース』の違いは農林水産省のJAS規格によって決められている
- 『ソース』の違いは«とろみ»で判別される
- 『ウスターソース』と『中濃ソース』の違いは《煮干しエキス》だけではない
ずっと疑問に思っていたことが明確になって、とってもスッキリしました!
ちなみに『とんかつソース』や『お好みソース』などは、『濃厚ソース』の部類に入ります。
バーベキューではスペアリブの隠し味として『ウスターソース』を使う程度ですが、普段の食生活ではよく使う調味料ですからね。
違いがわかって良かったです。