先日メルマガ読者のスズキ ユウタ@三浦ブロガー(@iamyutacom)さんから、ご質問をいただきました。
海岸で迷惑のかけないバーベキューの方法
なんて教えてもらうとすごく参考になります(^^)!
三浦海岸が近くにあるので…#BBQPへの道
— スズキ ユウタ@三浦ブロガー (@iamyutacom)
2017年9月24日
ご質問をいただくのは始めてのことだったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。ありがとうございます!
と言うことで、今回は『海岸でBBQを楽しむ方法』について、お答えさせていただきます。
そもそも海岸でBBQをやれる場所は少ないので、経験のない方が多いかと思いますが、いつ海岸でBBQをやることになるかわかりませんからね!
何となくで良いから覚えておいて下さい!
『海岸でBBQを楽しむ方法』
海岸にはBBQの大敵がいる?!
BBQのマッキー
確かに雨は振らずに太陽が出てくれていた方が気分は良いですが、でも雨が降っていてもBBQにさほど影響はありません。
海岸にはほぼず〜っとあるものと考えて良いでしょう。“もの”って表現が微妙な気もしますが。
柔らかく優しい風でしたら、それは気分も良くBBQが出来ることでしょう。
しかし、海岸に吹く風は大抵強いです。それは自然現象なのですから、致し方ないことだとは思います。
でも「BBQをやる時ぐらい風を吹かせるのをやめてくれよ〜」と言いたくなるほど、風は常に吹いています。
なぜBBQの大敵が風なのか?
それにはいくつか原因があります。
風がBBQの大敵なわけ
まず物が飛びます。
テーブルの上に置いたお皿や箸、軽くなった飲み物。
食材を出した後の袋など、それはもうありとあらゆる物が簡単に飛んでいきます。
この物が飛ぶことに対しての、対策が必要となってしまうんですね。
物が飛ぶことと同じように、食材にまんべんなく振りかけたい塩やこしょうも、食材という着地点を無視し、海で泳ぐカップルに降りかかります。
もこみちさんのオリーブオイルも、海岸では浜辺をベッタベタにすることでしょう。
しかし!!【物が飛ぶ】ということに関しては、まだ防ぎようがありますが、防ぐことが困難なものもあります。
それはグリルの、炭への影響です。
グリルの炭への影響とは
ご存知のとおり、火とは『可燃物』『酸素』そこへ着火する時の『熱』が必要となります。
『熱』を持った(着火した)炭という『可燃物』に対して、空気中にある『酸素』が反応して燃えるのですが、ここで風が吹くことで、大量の『酸素』が炭に送られます。
そう。それはまるで迷惑メールのようにじゃんじゃんと送られて来るわけです。
最高の火力を持った炭は、通常の3倍以上早く無くなってしまいます。コスパが悪いったらありゃしない。
焼き鳥屋さんなら最高の火力も喜ばれるでしょうが、BBQではお肉も野菜も焦げ付いてしまうのです。
風ニモマケズBBQをやるのであれば
正直風の強い日は、海岸でなくてもBBQはオススメ出来ません。
物が飛ぶということもそうですが、火の粉が飛んでいく可能性もあるからです。
でも最初は風がなかったのに、後から強くなってきた!なんてこともあるでしょう。そんな時の対応策をお伝えします。
まずお皿や箸などどうしても軽い物は、参加者の方に責任を持って管理してもらいましょう。
テーブルの上に食材を乗せたお皿を置く時は、なるべく早く取り皿へ取ってもらい、食材を乗せたお皿はすぐに回収してしまいましょう。
そしてよくあるのが、ゴミ箱がぶっ飛ぶことです。
BBQの時に使うゴミ箱は、収納に便利で軽いものが多いので、ゴミ袋をセットする前に、中へ大きな石など重しとなる物を入れておきましょう。
そしてグリルの炭への対処ですが、まず絶対に止めた方が良いのが、焚き火と兼用できるBBQ台を使うことです。
▲これらの焚き火台は、普段であれば焚き火も出来て、網を乗せればBBQにも使える便利ものですが、見てもわかる通り炭がむき出しです。
たんぽぽの綿毛のように、火の粉が飛んでいくのが目に見えています。
繰り返しますが、これらは風の強い時には使用しないで下さいね。
▲こういったBBQ専用のグリルであれば、炭がむき出しにはなっておりませんので、まだ多少の風には対応できます。
▲『コールマン コンロ クールスパイダープロ/LX』に関してはこちらの記事をどうぞ
火の粉が吹き飛ぶということは少ないですが、炭についた灰は見事に飛び散ります。
そこで、まず風下には人が立たないよう注意する。
そしてグリルの中に入れる炭は、必要最小限に抑えます。
風が強いことで火力も強いため、少量の炭でも食材はすぐに焼けます。
ですので、炭がなくなりかけたら新しい炭を足すという方法が良いです。
そして最後に、炭から食材までの距離を離して下さい。
炭と食材の間をいくら強い風が吹いても、輻射熱に影響はないため、火力の強い炭が食材の近くに置いてあると、すぐに焦げてしまいます。
炭と食材の距離を調節出来るグリルなら、炭を真ん中に置いても上手に焼けるのですが、そうでないグリルの場合は、グリルの片方にだけ炭を置き、その逆に食材を置くぐらいがちょうど良いです。
調理する食材、方法によっても違いますが、風の強い時は特に遠火を心がけてやってみて下さい。
まとめ
- お皿やお箸は各自で、飛ばないよう管理してもらう
- テーブルの上にはなるべくお皿を置いておかない
- ゴミ箱は袋をセットする前に、重しを中に入れておく
- 焚き火と兼用できるグリルは使わない
- 風下に人を立たせない
- 食材はいつも以上に遠火で調理する
以上の6点が、ぼくの考える『海岸でBBQを楽しむ方法』です。
海岸は日差しが強く、夏を感じながらBBQをやるには最高ですが、熱中症にも気をつけて下さいね!
飛んできた火の粉でやけどをしたり、強い日差しとアルコール摂取による水分不足で熱中症になり、一緒にBBQをやっていた人が運ばれてしまった。。。
過去にはこんな経験もありますので、どうか気をつけて楽しんで下さい!
BBQは最高のコミュニケーションツールですから!!
最後に
BBQに関する質問は、このブログのお問い合わせからも受付けております。